現代の食医 食べて飲んで生きる毎日

長野県で料理人/医者をしています。フィレンツェで料理人してました。

また相対化の話

Buonasera! 

ストレスの話をした直後、朝起きたら咽喉頭に違和感出現。

身体が自覚できるエラーを出し始めたときには、

もっと前からダメージを溜めてたってことですな。

 

今日は再び相対化の話(ニュータイプになりたい - 食べて飲んで生きる醸し手の留学ブログを参照)

さて、風邪の入り口まで立たされた僕でしたが、もう治る予感がしてきました!

それはなぜか!

 

 

他人との比較

 

 

です!

もちろん良い意味でね。

「比較」は一歩間違えると自分に大ダメージを与えるので取り扱い注意の危険物です。

留学2週間目の僕はこの頃「留学してるから」って理由で

自分を甘やかしてるんじゃないかな〜ってうすうす思ってました。

留学している状況を言い訳にしてる、というか。

 

そんな折、今回はトビタテのコミュニティでいい刺激をもらいました。

ある人のエネルギッシュさを見て

 

「帰ってからのことも見据えて賢くタフに生きねばな」

 

とハッとさせられました。

もちろんその人のエネルギーの大きさを知ってるから、

単純に比べて「自分なんか」ってならないように脳内処理は施してます。

 

 

「比較」

 

 

よく「人と比べても仕方ないよ」って言ったり言われたりしますよね。

僕もtotally agreeです。

 

が、しかし。

 

他と比較をしないと、何も始まらないのもまた人間。

レストランの味はたくさんの人の「美味しい」を比較して生まれますよね。

職業選びは実際に働いている人の姿や話を比較して決めてるはず。

みんな大好き()勉強も他人と比較して(させられて)自分の位置がわかる。

人は無意識に比較を行って、世の中で自分がどこにいるのか確かめているはず。

「私は自分を誰とも比べないのです」といいつつも、

「みんなが比較して生きている中で誰とも比較していない自分」

は比較でこそ成り立っているわけですな。

人間は複雑だ。

 

いわゆる「自分を誰とも比べなくなった人」は、

自分にとって毒になる「比較」から脱した人と言えると思います。

10代の頃なんか特に比較、比較で悩んできたボクですが、

近頃は栄養になる「比較」ができるようになってきました。

今回もそう。

 

「素晴らしいことやってるな」

 

と1つの事象を見たときに

 

A「それに比べて僕なんか…」

B「よし、僕はどうしようかな」

 

Aは毒Bは栄養

伝わるでしょうか?

同じものをインプットしても、結局は受け手の脳内処理次第ってことね。

同じモノを食べても腸内細菌叢の状態によって

エネルギーの吸収効率が違うって話と似てるね。

要は受け手の準備ができているかどうかです。

 

今回は大いに栄養をいただきました。

すごく心が元気になった。

負けたくない。

日本に戻ったらドカンと動き出したい。

身体の内側からエネルギーが沸いてくる感覚。

このエネルギーを得られたのは、自分の位置を相対化できたからです。

「まだまだやれる位置にいる」

ということを自覚できたからこそ。

 

正しい言葉選びができているかは分からないけど、

「比較」と「相対化」は

ボクの留学の中で大きなテーマになってくると思っております。

 

今日もまた良き宵でした。

Ci vediamo domani!

 

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