現代の食医 食べて飲んで生きる毎日

長野県で料理人/医者をしています。フィレンツェで料理人してました。

風が吹いて桶屋は儲かってる

Ciao!

6月に札幌に戻る段取りができました、くわっちです。

サッポロクラシックが飲みたいな。

 

 

留学から帰ってきてもう3ヶ月が経とうとしてます。

予定では本日6月9日、満を持して帰国するはずだったわけです。

それが今じゃイタリア語を思い出すのに時間かかるわ、

レストランで働いていた感覚は薄くなってきてるわ、

フィレンツェの街並みや毎週通ってたCaffé degli inoccentiのこととか考えたら「ああ、日本に戻って来ちゃったんだなあ」とか思っちゃう。

現地に戻ればすぐ、取り戻せるんだろうけどさ。

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ローズマリーなんか植えちゃうとイタリアが懐かしくなってセンチメンタル

この前、そんな不遇ありの留学を記事として(https://inoshiru.com/article/050/)書かせてもらったら不思議なことが起きました。

こんな具合。↓

 

料理の留学をしたら、

留学先で料理の縁でお会いした方がいて、

留学は強制終了となってしまったけど、

所属大学の縁でこのタイミングで留学の記事を書かせてもらえて、

思い出してFacebookでシェアしたら、

留学先でお会いしたその方がシェアしてくれて、

そうしたら同級生のお母さんの目に触れた。

 

⇒料理の留学をしたら、同級生のお母さんにつながった。

 

風が吹けば桶屋が儲かる

なんてトンチンカンな言葉があるけど、

まったく同じ寸法だったので、

「はあ、そういうことねえ」

となったわけです。

 

これまで自分に起きたこと1つ1つ取り上げればいろんなことがあった。

同じくどんな人だっていろいろ経験してきている。

何かを体験して得た気持ちや考えが、

表情、態度、行動、言葉、文章、音楽、絵などなどになる。

その表出が隣の誰かの心に引っかかる。

引っかかった人の表出がそのまた隣の誰かに引っかかる。

1つ1つは小さな出来事でしかないけれど、

大きく大きく繋がって、

また僕の表出へつながっていく。

 

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体験を通じて言葉が初めて自分のものになる。

この見えない繋がりに気づいたら、

風が吹いて桶屋は儲かってることが分かった。

 

よい1日を。
Buonagiornata.