Buongiorno.
他人との関わりの中でしか、人は変われない。
2016.4.13 プレゼンテーションより
人と会うことについて話していたら、ふと2年生の時にサークルでプレゼンした内容を思い出した。
対面で会うだけでなく、本や映画や美術など作品もまた人との出会いの場になっている。
自分の中に閉じこもらず、なるべくたくさんの人に積極的に出会いに行くことが大切だ。
こんな話をした。
今でもその点まったく変わらない。
好きでやっていることだと思うと安心する。
ご縁をいただき本当にいろんな方にお会いできている人生だと思う。
時間をとってお話ししていただけたり、別の方や集まり、本や映画を紹介していただいたり、美術館の展示を薦めてくれたりと、人との出会いが次の人との出会いへとつながっていく。
人と会うときの態度、本を読む方法、芸術の鑑賞方法など、how toのようなことを語ることは時期尚早であるが、話題として「人と会うこと」を選んでしまった以上、何か語らねばなるまい。
今回は冒頭のプレゼンのきっかけとなった大学1年の春休みについて思い出してみる。
人と話すのは苦手だった。
人前に出て話すのも苦手だった。
そんな自分を変えたいとも願っていた。
大学1年の春休みに参加したある団体のイベントで、急に発表者を振られたのが大きなきっかけになった。
たどたどしい発表しかできず、質問を受けて頭が真っ白になって、大変悔しい思いをした。
発表を振ってきた人を恨まなかったかというと嘘になるが、結局は自らの準備・経験不足が原因にあると考えるのに時間はかからなかった。
そんな折、大学2年生から上述のある団体で役職をもつチャンスが来た。
中〜大規模イベントの準備・司会が大きな役割。
悔しい失敗のリベンジ。
自らを乗り越えるため、プレゼンテーションの本を読み込み自信をつけた。
(自分に対する負けず嫌い、克己の姿勢は元々あったらしい)
ここで「他人との関わりの中でしか、人は変われない」という言葉を見出した。
こうして努力して乗り越えようとするきっかけも、イベントに足を運び思わぬ挫折を味わったから。
前に進むきっかけは、人との関わりの中で起きたことだった。
一瞬発表を振ってきたあの人を恨んだ気持ちも、この気づきで浄化されていった。
本や映画が大きなきっかけになっている人もいるだろう。
作者の熱が伝わる作品は魂を揺さぶってくる。
直接人に会わなくてもたくさんのきっかけをもらえることは少なくない。
結局は対峙するあなたの姿勢次第だろう。
失敗も成功も人と関わり続けることの中から生まれ出る。
他者の存在が自己の過去、今、未来の認識へとつながっていく。
心を開いて他者と関わる。
書くだけだったらなんと簡単なことか。
いつまで経っても道半ば。
だから今日も面白い。
Buona giornata.