期待と信頼 チームを持つあなたへ
Buongiorno.
日ハム時代から大谷くんを応援してたので、大リーグオールスターで輝いている姿に、さらに期待をかけてしまいます。
夢を見させてくれ。
チームを持って事業に取り組む友人と話題になった、期待と信頼の話。
リーダー役になる人は「メンバーに裏切られた」「他人に期待しすぎた」なんて経験あるのではないだろうか。
期待も信頼も、私があなたに「寄せる」もの。
同じようで、その本質は大きく異なる。
期待は、簡単に大きく膨らむ。風船のようなもの。
私とあなたの物理的・精神的距離が遠いほど、その隙間を埋めるように期待は膨らんでいく。
大きくなるほど期待はあなたを遠くに押しやって、その実像を見えづらくする。
自らが膨らむ空間をつくりながら、簡単に、一瞬で、膨らんでいく。
私はあなたが見えないまま、さらに期待を膨らませる。
あなたの虚像に向けられていることに気づくことなく大きくなった期待は、ほんの小さな衝撃で弾け飛ぶ。
その時あなたはもう、私の近くにはいない。
信頼は膨らまない。育つ。
実質的でありながら柔らかさをもっている。大地だ。
私とあなたの物理的・精神的距離が近い時に、2人を乗せた基盤としてお互いを包含しながら、広く深く育っていく。
期待と異なり、信頼の上には私も乗っている。
私自身を含むものだから、しっかりしたものを作ろうという意識が私に生まれる。
その分、ずっと大きなエネルギーが必要になる。
私側からの一方的なアプローチでも不十分だ。
私とあなた、お互いの準備と協力がなければ、信頼が育つことはない。
その一方で育ち始めた信頼は、時間をかけて、大きく大きく、2人を乗せて成長していく。
期待は私があなたに一方的に寄せたもの。
信頼は私とあなたの、お互いの協力のもとに寄せられるもの。
信頼の上に裏切りはない。
裏切られたと思うなら、それは信頼じゃなくて期待だったんだ。
信頼の外側で、期待を膨らませてしまっていたのかもしれない。
期待しすぎてはいけない、ではない。
そもそも期待するのではなく、信頼を育てる姿勢で始めなければ。
期待になるか、信頼になるかの分かれ目は?
僕らに欠けているのは、絶対的なコミュニケーション量だ。
大切にしたい人がいるなら、まずは時間をともにしよう。
それにしても、アメリカはマスクしてないな。
医療機関が限界ってことでないなら、日本もそっちにシフトしてっておくれ。
夏のマスクはやっぱりきつい。
Buonagiornata.
良い一日を。