現代の食医 食べて飲んで生きる毎日

長野県で料理人/医者をしています。フィレンツェで料理人してました。

憧れの月面都市へ<2日目>(スペイン逃亡劇vol.3)

Buonasera!

イタリアのlockdownが5月3日まで延長されました。

外出「禁止」が約2ヶ月。

ちょっと考えられないな。

でも同じ世界で、同じ原因で起きてること。

世界はちょっと広すぎる。

同じ道を一団となって確かな足取りで追いかけていること、お気づきでしょうか。

 

家族以外に会わない生活も5週間目に入ろうとしています。

石川県から出ることもなく、

心だけでもスペインへ飛び立ちますね、いざ2日目のグラナダへ〜。

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スペインのバゲット、どうしてそんなに美味しいの。

朝ご飯はグラナダのマーケットでバゲットとコーヒーを(これで250円くらい)。

英語はそんなに通じなさそうな感じ。

カタコトの現地語でがんばって話しかけるのが僕の旅のモットー。

日本語でがんばって話してくれる海外からのお客さん見たら、嬉しくならない?

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旅先でスーパーと市場を常に探してる。

朝飯ガソリン注入!

この日の大本命「アルハンブラ宮殿」へ向かいます。

グラナダ最大の観光スポットです。

常にたくさんの観光客がで溢れ、

早めに予約しないと入れないとのことです。

しかしこの時はコロナウイルスがスペイン全土に広がり始めた頃。

前日の夜でもAM10:30の予約ができてしまいました。

(「ナスル朝宮殿」への入場に予約が必要なのです。その他は要らないはず。)

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とにかくデカいぞアルハンブラ

アルハンブラ宮殿はゆっくり見ようとすると6時間ほどかかるとのネット情報。

相当デカいんだろうなと思って10:15ごろにアルハンブラに到着〜。

 

しかし。

ここからが大変でした。

 

アルハンブラ宮殿にたどり着いたと思ったものの、

どこが目指す「ナスル朝宮殿」なのかが全然分からない。

広大な敷地にいくつかのスポットがあるくせに、

ほぼ一切の標識がありません。

ネットの記事ではほとんど「時間に遅れると入場できなくなります」と書かれていたので、本気で焦る。

案内のお姉さんに聞いたところ現在地がほぼナスル朝宮殿とのこと。よかった。

 

安心したと思ったら。

オンラインで申し込んだけどQRコードが表示されなかった僕はチケットセンターに行ってチケットを発行してもらわないといけないとのこと。

でもまだ15分あるよかった。

 

ところがどっこい。

チケットセンターはここから歩いて片道15分だって。

ディ〇ニーランドか!!!

行くだけで15分かかってたらオレ間に合わんやん。

お姉さんが「過ぎちゃったとしても事情を係員に言えば大丈夫よ」って言ってくれたからちょっと心がラクになったけど、

間に合わなくて結局入れないのが怖いのでチケットセンターへ朝からダッシュ

着いてから係員にたらい回しにされてイライラ&ハラハラさせられたけど、

全力ダッシュの日本人はトータル15分でチケット入手を済ませて往復しました。

間に合ってる僕みて、お姉さんの目が点になってた。

「こいつ間に合ったんか。」みたいな。笑

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ナスル宮の長い見学はこの広間から。

無事入れた後は1人でのんびりのんびり見て回る。

約800年間のイスラーム文化による支配を背景とするアルハンブラ宮殿は、

その後キリスト教の統治に取って代わられたことでキリスト教の文化も含んでいて、

非常に特殊な建築です。

至る所に使われる豊富すぎるパターン(柄)とムカルナスと呼ばれる天井装飾に見とれながら広いナスル宮を回れば、

あっという間に3~4時間飛んでいきます。

予約が必要ない広いお庭も回れば、

本当にインターネットの前情報通り6時間も居ました。笑

もう夕方の17時。一旦宿へ戻ります。

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パターン。パターン。パターン。

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立派なお庭がいくつもある。

宿に帰ってちょっとだけ休んだら「グラナダ大聖堂」へ。

教会はグラナダの前に訪れたビルバオでも入りました。

イタリアの教会との違いを見つけたかったんです。

3つ4つほどしか回れませんでしたが、

イタリアの教会に絵画が多いとしたら、

スペインの教会は人形・彫刻が多いと感じました。

歴史や文化や素材の手に入りやすさに依ると思います。

グラナダでは800年間という長い間イスラームによる支配が続いたため、

キリスト教の権威を取り戻す「レコンキスタ」運動のために、

絵画よりも立体的な表現が効果的だったのかな。わからん。

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荘厳。

これでこの日の観光はおしまい!

ここからはお待ちかねの飲み歩きだー!

(ここから写真多くなります笑)

この日もスタートは1日目と同じお店で。

早い時間に行ってみるとそんなに人がいなくてラッキー。

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まずはビールからスタート♪

昨日は無かったガスパチョ(トマトの冷製スープ)は、今日もない。

前日からスペインのトマトに何か秘密がないかと考え始めてたのでトマトのお皿を注文。

"Tomate, por favor."(カタコト)

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青いトマトって日本じゃ見ることないよね。クレームつけられそう。

パセリにニンニク、オリーブオイルと単純なお皿。

でも、なんかうめえんだよなあ。

緑のトマトはそれはそれで楽しめることを学んだ一皿。

昨日頼み忘れたサングリアを2杯目に。

元々スペイン、ポルトガルあたりのものなんです。

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本場の「サングリア」!でもこれは実は・・・。

昨日と同じダンディな店員さんがサングリアを出すときに話しかけてくれた。

ガスパチョとサングリアは今の時期じゃないんだ」って。

聞くと5月〜10月ごろがガスパチョ、サングリアの時期らしい。

トマトは暑い時期のものだし、

美味しいフルーツがなるのも冬ではないと思えば当然か。

今の時期に飲めるサングリアは本当のサングリアではなくて簡易的なものらしい。

スペイン語で教えてくれたんだけど、

僕がスペイン語は分からないことを配慮してくれて、

カレンダーを見せながら丁寧に教えてくれた。

 

こういう心を通わせるやりとりが、嬉しいんだよなぁ。

 

気の置けない誰かと一緒に旅行していればラクでいいけど、

仲間内で盛り上がってしまうと他人とのやりとりは生まれない。

現地で出会った人と心の通ったやり取りができる確率が高いことが、

1人旅の利点かもね。

居心地の良さにのんびりしたい気持ちを抑えて、

サクッと切り上げ次の店へ参る。

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北と比べて南のトルティージャ(オムレツ)は硬め?

長居することになる2軒目ではまたビールに戻る。

ここは1軒目のサイズ感と打って変わって大きい店に人がいっぱい。

ビールが消えちゃったので赤ワインへ。

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地中海っぽいピンチョス。

ここでもちゃんとお酒1杯にピンチョスがついてきます。

内容が被らないように配慮してくれるんだけど、

酒と合うようにっていうところまではここは忙しすぎてムリみたい。

キッチンがそのタイミングで準備したピンチョスを酒と一緒にホールが持っていく。

そんなわけでこの白ワインがピッタリそうな皿が赤ワインと共に出てくるのです。

美味かったからよし。

ちなみにスペインで飲んだ赤ワインが全部しっかり味濃いめで好みでした。

イタリアのワインはなんか薄めなんですよね、濃いほうが好きです。

先のピンチョスで白ワイン欲をかき立てられ次は白ワインへ。

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生ハム&チーズ!白ワインかよ!

いやー、さっきのピンチョスを今くれ。

さっきはこのピンチョスをくれ。

やるせない。

しかし美味かったからよし。

ガチャガチャみたいで面白かったです。

 

この日も5杯6皿飲み食いしてすっかり楽しくなってました。

グラナダ、大好きだ!!!

 

次回はグラナダよりさらに南下し、沿岸の町マラガへ。

このマラガ旅はコロナによる波乱ありでした。

流行はスペインでも着々と進んでいたのです。

それではまた次回!
Ciao, a presto!