こんにちは!
帰国して1週間が経ちましたが時差ボケがまだまだ手強い。
夜に眠くならないくわっちです。
医学的にも体内時計を早めることは人間が苦手とするところです…。
(イタリアから日本に戻ると8時間も早めねばなりません)
イタリアは感染者数、死者数ともに世界で最も良くない状況となっていますね。
これからいつ戻れるんだか。
スペイン1人旅を踏み切り、その後無事に日本へ帰国できたことは以前書いた通りです。
巡った街やスペインについて気づいたことをまとめていきます。
今回はスペイン到着の地Bilbao(ビルバオ)について。
Bilbaoはスペイン北部のバスク州にある都市。
人口はスペインの中で10番目に多い約35万人。
近代建築を代表するビルバオ・グッゲンハイム美術館が特に有名。
建築系の人は「ビルバオ効果」という言葉を聞いたことがあるかも。
1980年代に工業危機が訪れビルバオは空洞化と人口減少が進み財政が崩壊しかけた。
そこで街はニューヨーク・グッゲンハイム美術館を運営するソロモン・R・グッゲンハイム財団と連携を選び、
1997年に開館したビルバオ・グッゲンハイム美術館を集客の基盤としながら都市開発と経済の活性化を両方達成させた、というストーリー。
ネット上のビルバオ紹介では近代的デザインの建築に溢れていると書かれています。
今回ビルバオを選んだのは
「朝10時のイタリアlockdownの前にフィレンツェ空港からスペインへ安く行ける場所」
という理由から。
何を隠そう、飛行機を取るまでビルバオのことは一度たりとも調べたことがなかった!
ビルバオ空港に無事到着してから必死に名物を調べてました。笑
この旅はビルバオ以外の街も全部そんな感じだったな。
街のバスターミナルから出て散策を開始。
ネットの前評判通り近未来的な建物が次々と現れます。
背の高いビルは少なく、
路面電車が走り、
道路が全体的に広く取られている。
一方で古い建物の共存も図られている。
おそらくビルバオで1番大きい病院の敷地内を歩いてみましたが、
ここには昔の時間が残されていました。
医療者は忙しそうに働いてましたね、どこも一緒だ。
旅先の街に対して頭に浮かんだ言葉を大切にしている僕ですがビルバオの感想は
「非常に気持ちが良い街」
でした。
上に書いたとおりグッゲンハイム美術館を中心に街を作り直していくなかで、
空間利用について最新の研究をもとに緻密に計算され、
建築やデザインの近代的思想がふんだんに盛り込まれていったのでしょう。(予想)
ビルバオほど「整った気持ちよさ」を感じた街は今まで経験がありません。
ぜひ歩いて確かめてほしいです。
ちなみに大きな教会がある旧市街エリアもあるのですが、
現代建築のあるエリアと比較すると雑然さが一層際だって感じられて、
ちょっと頭が痛くなります。
そちらも確かめてみてください。
ビルバオで回ったのは
・グッゲンハイム美術館(「見たことある建物だなあ」て思って中入ったら、建築したフランク・ゲイリーのドキュメンタリー映画を観たことを思い出した。偶然の出会い。)
・美術館を含む川沿い
・旧市街
・サンティアゴ大聖堂
ビルバオで食べたもの
・オランダビール(アムステル、スペインのビールじゃねえ…)
・ピンチョス(トルティージャ、エビとカニマヨ的なやつ、イワシとオリーブのやつ、スペインのチーズ)
・ビルバオスイーツ「カロリーナ(Carolina)」
全体を通してほっこりするストーリーは特にありませんが、
スーパーで量り売りで買った切り立ての生ハムが2人前くらいの量で1.1€。
安すぎて泣きました。
あと到着してすぐなぜかクレジットカードが使えなくなっていたの思い出しました。
心の中で泣きました(翌日に復旧しました)。
念押しですがビルバオは気持ちが良い街です。
旧市街は大変に雑然としています。
次回はグラナダについてまとめてみます。
みなさまよい一日を。