こんにちは。
やんわりした自主隔離は10日目となりました、くわっちです。
読書する、ネット電話する、映像みる、ニュース調べる、ランニングする、料理する。
新しい人と会うチャンスはグッとこらえ貯水期間です。
2週間が経つころには決壊っていうか爆発します。笑
ビルバオを後にし次の街へ。
今回の旅の目的が「スペインの地中海食」だったため、
北の沿岸都市ビルバオから地中海側まで一気に南下することを決断。
スペインの南、アンダルシア州にある沿岸都市Granada(グラナダ)を目指すことにしました。
(この頃は正直まだスペインのコロナウイルス事情には疎かったのです、吞気だった)
グラナダと言えばみなさんご存知、
宇宙世紀に名を馳せた月面都市です。
ティターンズとエゥーゴおよびネオジオンと連邦の間に挟まれ続けた重要都市。
ちょうど月の反対側にあるフォン・ブラウン市でνガンダムの開発が行われサイコフレームの技術が横流しに………やめよう。
仮に分からない人がいたとしたらガンダムを観ましょう。
外出を控えているということはガンダムを観る時間があるっていうことです(違
名前だけずっと知っていて、
まさかスペインにあるとは思っていなかったアホですが、
ビルバオ滞在中に次の目的地候補として見つけてしまい、
行く以外の選択肢を失ってしまいました。
この移動では飛行機を利用したのですが、
航空券の安さを取った結果、
マドリード空港のトランジットを避けられませんでした。
この時点ですらスペインの中でウイルスの流行が最も進んでいたマドリードです。
滞在はわずか30分ほどでしたが、
マスクをつけた人が目立ちました。
利用者一人一人の頭の中に感染の言葉があるからか、
異様な雰囲気を感じました。
初めてウイルスの目に見えない怖さを体感した瞬間です。
このあたりからスペインのコロナウイルス事情に敏感になり始めました。
余談ですがとにかく一刻も早く離れたいと動揺していたためか、
文字通り旅のお供だった本を空港で紛失しました。笑
無事にトランジットに成功して到着したグラナダ。
暑い。
到着時点の気温が29℃。
半袖短パンの気温じゃないか!
空気はカラッとしていてまさに常夏。
土地の陽気がマドリードで暗くなっていた気持ちを吹き飛ばしました。
3€の空港⇔市内移動バスに飛び乗り街へ!
ほぼ下調べをしていないので、
宿のお兄さんに名所とオススメのバルを教えてもらい探検開始。
グラナダ観光情報サイトにもたくさん登場していた夕陽を見に坂をのぼって高台へ〜。
登った頃には夕陽が沈んだ後でしたが人がいっぱい。
一人で来るところじゃねえな、
こういうところが感染源になるんだな(負け惜しみ)と、
そそくさと高台を後にしました。
坂を下りてぶらぶらしていると「グラナダ考古学博物館」を発見。
もう閉まってるかなと思いつつ受付に行ってみると
「今日は無料だよ〜」
だって、ラッキー。
イスラム圏とキリスト圏で奪い合い文化が混ざっていった歴史なんて、
概ね単一文化の日本じゃ考えられないこと。
大変勉強になりました。
一人だとこういう動き方できるからよいよね(まだ負け惜しみ)。
外を出たら常夏でもすっかり真っ暗な時間。
スペインのビール「サンミゲル」を樽でつないでいるらしい店の前に
フラメンコショーの広告が。
15分後開始だ。笑
アンダルシア州を起源とするフラメンコ。
本場で見ない選択肢はないでしょう。
そのまま坂を駆け上がり小さなライブスタジオへ。
はじめはギターと歌のみから入り、
男性、女性の踊り手が入ってきては順番に舞う。
フラメンコ=情熱というイメージがありますが、
僕が感じたのは「恍惚(エクスタシー)」。
舞う行為と舞う自分自身に没頭したとき、
外向けに持つ我を離れ恍惚の中で自分の内側に触れられる。
踊り手の表情と全身の表現からインスピレーションを得ました。
純粋に踊ることに集中することってきっとすごく楽しいんだ。
フラメンコの後はサンミゲルを飲みに先ほどの店へ。
ここでグラナダのバル情報を。
(バルはイタリアでいうところのバール。昼は喫茶店、夜は酒場。)
グラナダでは、ほとんどのお店で飲み物を1杯頼むとタパス(小皿料理)が1皿ついてきます。
飲み物だけの値段なのに。
そしてグラナダ全体的に物価が安い。
飲み物1杯の値段すら安いのに、それに料理が1皿ついてくるのです。
天国かココは。
この店は1杯1皿、これで350円くらいだったかな。
バルははしごしていくのが基本とのことで次の店を探しに。
宿の周りをぶらぶらしてるとスペイン人しかいなそうなバル発見。
店員のおじちゃんが第一印象でビビッときたので込み込みの中へ突撃。
カウンター1枚に後ろにもちょこっと立ち席、テーブルは外のみ。
いいじゃないの。
ここには次の日にも来ることになります。
貼ってある記事とか見ると揚げ物が美味しい店らしい。
調子に乗って飲みまくりました。
3皿上げました。
つまり3杯飲みました(ワイン→ビール→ワイン)。
これで1000円いかないくらいだったかな。
長居は無用なのでもう1軒!
宿のお兄さんが「おれはココがコスパも量も味も最高だと思う」って教えてくれたお店へ。
わりとイイ感じに酒が回っていたからか、
酒についてくるタパスに加えてもう1皿注文してしまったのですが…。
ここまでのタパスから傾向を…と思ったら読みが外れた。
宿の兄ちゃんが薦めただけある、コスパがえぐい。
今その量いらん…。
しかし日本のサムライ、そこで残すなんてと思い完食。
飲み歩いてるはずなのに最後は食トレかよ、美味かったけどミスった。
って思ってたんだけど値段を聞いてびっくり。
この2皿に赤ワイン1杯で4€。
500円?笑
満足感でいっぱいになりました、単純だなぁ。
結局この日は5杯6皿飲食して14.80€、1800円くらいでした。
安すぎでしょ。
ベッドに倒れ込み幸せいっぱいで1日目を終了しました。
グラナダ2日目は次のブログで!
ってただの旅行記だけじゃ僕が面白くないので日本に居て思うことを。
東京オリンピックが延期になりましたね。
日本は他国より感染を抑えられている、て誰かから聞いたんじゃないですか?
それ、自分で調べて自分で導いた答えですか?
仮に日本の対策がうまくいっているとするなら、
世界の現状がオリンピック中止に大きく影響したってことですね。
日本にいると努力しない限り世界の現状が耳に入ってきません。
まして今の僕ら世代はテレビを観ません。
自分から情報を得ないと何1つ入ってこない。
いま日本を自由に動けるあなたへ。
「家に居てください/居なさい」
と要請された国が世界にたくさんあります。
スーパーか薬局に行く移動しか許されず、
外出にも一度に一緒に居てよい人数を制限され、
違反すれば罰金もしくは逮捕。
イタリアでは3月10日から始まり少なくとも4月3日まで。
スペインでは3月16日から少なくとも15日間。
イギリスでは少なくとも3週間。
昨日決まったインドでも3週間。
アメリカでは…州ごとなのかよくわからん。
その他の国もたくさんの国で"lockdown"(移動の規制)や”quarantine"(検疫、防疫を目的とした外出制限)を実行している。
オリンピック延期が僕ら日本人1人1人の生活にどう影響しうるか自分たちで考えてみませんか。
世界でいま起きていることがこれから日本にどう影響するのか自分たちで考えてみませんか。
僕からの提案は
「1日1回『コロナウイルス 世界』で検索」
です。
1日1回だけ。
これだけで新しい気づきがあると信じます。
ちなみに僕はBBC NEWSをスマホアプリで追っかけてます。
英語が読める方は英語のニュースサイトを1つ決めて読むことオススメします。
更新がとにかく早いので世界の最新情報が手に入る媒体の1つだと思います。
(もちろん他にも優れたニュース会社いっぱいありますよ。)
BBCのニュースを追いかけ続けることでスペインから日本へlockdown前に移動できたのは間違いないです。
長くなっちゃった。
次はグラナダ2日目です。
みなさま良い一日を!