現代の食医 食べて飲んで生きる毎日

長野県で料理人/医者をしています。フィレンツェで料理人してました。

②英語から逃げてきた僕がいま想う言語の話

Buonasera.

レストランインターン先が決まりません、くわっちです。

今週末はワインで有名なChiantiと城壁都市Sienaへお店探しに行っておりました。

初めてのチークキスを経験して、ひとつ大人になりました←

未だにamica giovane italianaはできてません。

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昨日は英語でまた挫折しました。

イタリア人女性と話してたんですが向こうの英語力が高くて、若干おいていかれました。

「もっと上手く話せれば…」

悔しさがバネになって次のステップへ進めるという考え方なので、よい機会でした。

 

 

失敗が次の成功体験につながる。

何事にも当てはまることですが、

言語学習において失敗は絶対に必要だと思います。

何度もたくさんの失敗を積み重ねて

記憶に刻み、修正し、型を作っていく。

 

イタリア語学習において、

失敗のチャンスを作る方法として

「不用意に話しかける」

を心がけています。

やり取りが無事ひと段落し話すのを止めてもいいところで、

「もう一言加える」わけです。

会話が新しく展開し、

知らなかった言い回しや学んだ言葉を実践するチャンスが生まれます。

もちろん新たな失敗のチャンスも生まれます。

 

 

自ら失敗を重ね改良して1ヶ月。

最近はイタリア語においても英語に近い感覚になってきました。

 

 

「こう話したいんだけど、出そうで出ない。」

「聞こえそうで、聞こえない。」

 

 

 

全く話せなかった頃と比べて

「悔しい」

と思う機会が圧倒的に増えています。

そしてここでもう一点大切なこと。

ここでどれだけ聞こえなかった会話を

なんとなく流してしまわず、

 

「え、聞こえませんでした。

もう一度お願いします。」

 

を言えるかどうか。

「聞こえなかった」も一つの失敗。

分からなかった言葉を聞き返さなければ

会話のスムーズさは失われないだろうし

相手への申し訳なさみたいなものも感じずに済むけど、

「結局何だったんだろう」

という無駄な疑問が浮いて消えるだけ。

そこは「こっちは言語学習者やぞ、オラッ!」くらいの気持ちで食い下がることが求められます。

この恥(自分に対する恥。第2、3言語なんだからできなくて当たり前なのになぜか気を遣ってしまう。)を捨てた聞き返しの有無で、

次のステップへ行けるかが変わってくる気がしています。

僕にはまだまだ足りていない力です…。

 

 

 

まだまだまだまだ足りない言語。

ああ島国日本。

言語学習には不利な地理条件。

飛び出してきたからには恥はかき捨て、

やればできることを証明していこう。

海外に出て言語学習することのメリットは

「失敗できるチャンスがそこら中に転がっている」

という点です。

チャンスを拾う姿勢がない限り、「どこで言語学習しても変わらない」という意見は大正解なわけですね。

 

まとめ。

①不用意に話しかけて失敗する。

②聞き直す。

③おまえのとこの言語学んでるやぞオラッ!教えろや!!!というマインド。

④海外で言語を学ぶメリットは失敗するチャンスを拾える人の元にだけ。

 

Buonanotte!オラッ!

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